会計には、「継続性の原則」という考え方があります。
簡単にいうと、
一度決めた会計処理の方法は、
毎期、継続して使いましょう
という考え方です。
なぜ、同じ方法を続けるの?
例えば、会社が同じような商品を毎年販売しているとします。
ある年は「この方法」で利益を計算し、翌年は「別の方法」に変えてしまったらどうでしょうか。
今年
会計処理 A
↓
来年
会計処理 B
↓
利益の比較がしにくくなる
これでは、
「今年は去年より業績が良くなったのか?」
ということが分かりにくくなってしまいます。
そこで、合理的な理由がない限り、同じ会計処理を継続して使うことが大切になります。
例えば、減価償却の方法
例えば、会社が機械を購入したとします。
減価償却にはいくつかの方法がありますが、ある方法を採用したのであれば、理由もなく毎年コロコロと方法を変えるのは適切ではありません。
減価償却の方法を決める
↓
毎期、継続して適用
↓
年度ごとの利益を比較しやすくなる
このように、会計処理の方法を継続することで、年度ごとの財務諸表を比較しやすくすることができます。
「変更してはいけない」という意味ではない
ここは大切なところです。
継続性の原則だからといって、一度決めた方法を永遠に変えてはいけないという意味ではありません。
例えば、より合理的な会計処理が必要になったなど、正当な理由があれば、会計処理の方法を変更することがあります。
「利益を都合よく見せるために変更する」
これはダメ
↓
合理的な理由があれば変更することはある
つまり、継続性の原則は、
「何があっても絶対に変更してはいけない」
というルールではありません。
理由もなく、都合よく会計処理を変えないことがポイントです。
継続性の原則を一言でいうと
「同じものは、できるだけ同じルールで会計する」
そうすることで、前年と今年の財務諸表を比較しやすくなります。
そして、会計処理を毎年都合よく変えて、利益を大きく見せたり小さく見せたりすることも防ぎやすくなります。
まとめ
継続性の原則とは、
会計処理の原則や方法を、毎期継続して適用するという考え方
です。
ポイントは、
- 会計処理を理由なく毎年変更しない
- 前年と今年の財務諸表を比較しやすくする
- 都合よく利益を操作するような変更を防ぐ
- 合理的な理由があれば、変更することはある
会計は「その年だけ正しく計算できればいい」のではなく、
毎年同じルールで見るからこそ、会社の変化が分かります。


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