仕事をしていると、
「これはまずいかもしれない」
と思う瞬間があります。
経理であれば、
- 支払ミス
- 請求漏れ
- 仕訳ミス
- 税務処理の誤り
- 金額の入力間違い
などでしょうか。
そんな時、人はまず何を考えるでしょうか。
おそらく、
「どうやって直そう」
の前に、
「知られたくない」
と考えてしまうことがあると思います。
今回は、問題が起きた時に報告をせず、隠したい気持ちになった時について書いてみます。
隠したくなるのは自然な感情
まず最初に言いたいのは、
隠したくなる気持ち自体は自然なことだと思います。
- 怒られたくない
- 評価を下げたくない
- 周囲に迷惑をかけたくない
- 自分の責任だと思われたくない
そんな気持ちが頭をよぎるのは当たり前です。
問題が起きた瞬間から冷静に対応できる人ばかりではありません。
👉 「隠したい」と思うこと自体は、人として自然な反応です。
だから、
「隠したくなった自分はダメな人間だ」
と思う必要はないと思います。
実は私も苦い経験があります
実は私自身、苦い経験があります。
金額的にはかなり大きなミスでした。
ただ、その時の私は、
「まだリカバリーできるかもしれない」
と思いました。
報告すれば大ごとになる。
もう少し調べれば解決できるかもしれない。
自分で何とかできるかもしれない。
そんなことを考えていました。
そして私は、上司への報告をしませんでした。
結果として問題は発覚しました。
そして評価は下がり、降格という結果になりました。
今振り返ると、
👉 ミスそのものより、報告しなかったことの方が問題だった
のだと思います。
問題は放置すると大きくなる
経理の仕事をしていると分かりますが、
問題は放っておくと勝手に大きくなります。
例えば支払漏れがあった場合、 最初は単なる事務ミスです。
しかし、
- 取引先から督促が来る
- 信頼関係に影響する
- 社内説明が必要になる
と、時間が経つほど問題は大きくなります。
そして、
「なぜもっと早く報告しなかったのか」
が問われることになります。
👉 問題は隠すほど小さくならず、大きくなっていくことが多い
上司はミスより報告の遅れを嫌う
もちろん上司によって考え方は違います。
しかし、多くの場合、
👉 上司が本当に困るのは「問題を把握できないこと」
です。
問題が分かれば、
- 対応策を考えられる
- 関係者に説明できる
- 被害を最小限にできる
からです。
逆に、問題が隠されたままだと、 対応する機会そのものを失ってしまいます。
私自身も管理職になってから、
「ミスをしたこと」
よりも、
「もっと早く相談してほしかった」
と思う場面が何度もありました。
報告するときは「事実」「影響」「対応案」
問題が起きた時、 報告するのは勇気がいります。
そんな時は、 次の3つを整理すると伝えやすくなります。
- 何が起きたのか(事実)
- どんな影響があるのか(影響)
- どう対応したいのか(対応案)
例えば、
〇〇の支払処理に誤りがありました。
現在、影響範囲を確認しています。
取引先への連絡と修正処理を進めたいと考えています。
という形です。
問題だけでなく、 考えている対応も伝えることで、 上司も判断しやすくなります。
信頼される人はミスをしない人ではない
仕事を長く続けていると感じることがあります。
それは、
👉 信頼される人は、必ずしもミスをしない人ではない
ということです。
むしろ、
👉 悪い情報を早く共有できる人の方が信頼される
こともあります。
なぜなら、 問題が起きない人はいません。
しかし、 問題が起きた時の対応には大きな差が出るからです。
もし今なら、私は迷わず報告する
もし今、昔の自分と同じ状況になったらどうするか。
私は迷わず報告すると思います。
もちろん怖いです。
怒られるかもしれません。
評価に影響するかもしれません。
それでも、 隠してしまった時の経験があるからこそ分かります。
問題は時間が解決してくれることもあります。
でも、 信頼は時間が解決してくれるとは限りません。
まとめ
- 問題を隠したくなる気持ちは自然な感情
- 私自身も報告をしなかった苦い経験がある
- 問題は時間が経つほど大きくなりやすい
- 上司はミスよりも報告の遅れを嫌うことが多い
- 報告するときは「事実・影響・対応案」を整理する
- 信頼されるのは悪い情報を早く共有できる人
問題が起きた時、 隠したくなる気持ちは誰にでもあります。
私もそうでした。
だからこそ、自戒も込めて思います。
👉 問題を起こさないことより、問題が起きた時に正しく向き合うことの方が大切
経理に求められるのは完璧さではありません。
問題が起きた時に、会社への影響を最小限にする行動を取れること。
それもまた、経理として大切な能力なのだと思います。


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