経理の仕事をしていると、
毎月同じ仕事があります。
請求書処理。
支払業務。
売掛金管理。
月次決算。
これらはもちろん、とても大切な仕事です。
私自身も、長い間そうした業務を担当してきました。
でも、今振り返ると、
一番成長できたのは、ルーチン業務ではありませんでした。
私が成長したのは、「前例がない仕事」でした
例えば、
- 新しい会計システムの導入
- 海外子会社の経理体制の構築
- 業務フローの設計
- 新しい税務論点の検討
- 監査法人との新しい論点の議論
- 内部統制の整備
最初は、
誰も答えを知りません。
マニュアルもありません。
前例もありません。
だから、
自分で考えるしかありません。
私は、この経験が一番自分を成長させてくれたと思っています。
ルーチン業務では「正確さ」が身につく
毎月同じ仕事には、大きな価値があります。
正確さ。
スピード。
確認する力。
違和感に気づく力。
これらは、
ルーチン業務の積み重ねでしか身につきません。
だから、
ルーチン業務を軽く考えてはいけません。
まずは基本を身につけることが大切です。
でも、その先には「考える仕事」がある
ある程度経験を積むと、
仕事の内容が変わってきます。
例えば、
「この業務フローで本当に良いのだろうか。」
「もっと効率化できないだろうか。」
「この内部統制で十分だろうか。」
「新しい制度にどう対応しようか。」
こうした仕事には、
正解がありません。
だからこそ、
考える力が鍛えられます。
前例がない仕事は、不安です
正直に言うと、
私も最初は怖かったです。
失敗したらどうしよう。
本当にこれで合っているのだろうか。
誰にも聞けない。
そんな仕事ばかりでした。
でも、
その経験を乗り越えるたびに、
少しずつ自信がついてきました。
「分からない」は、成長できるサイン
私は、
「分からない仕事」
に出会ったら、
少しうれしくなります。
もちろん、大変です。
でも、
それは、
今まで経験したことがない仕事
ということです。
つまり、
新しい成長のチャンスでもあります。
若いうちは、ぜひチャレンジしてほしい
もし、
職場で、
「新しいプロジェクトをやる人を募集しています。」
と言われたら、
少し勇気を出して、
手を挙げてみてください。
最初は大変です。
でも、
その経験は、
数年後、
必ず自分の財産になります。
キャリアを変えるのは、「初めての経験」
私は、
経理のキャリアは、
毎月同じ仕事だけでは、
大きくは変わらないと思っています。
もちろん、
基本を身につけることは、とても大切です。
でも、
その先へ進みたいなら、
少し背伸びをする経験も必要です。
前例のない仕事。
誰も答えを持っていない仕事。
そういう仕事では、
自分で考え、
調べ、
相談し、
試行錯誤することになります。
その積み重ねが、
「作業をする人」
から、
「仕事を設計する人」
への成長につながります。
まとめ
- ルーチン業務は経理の基礎をつくる
- 前例のない仕事は考える力を育てる
- 最初は不安でも、それが成長につながる
- 「分からない」は新しい経験の始まり
- 若いうちは積極的にチャレンジしてほしい
私がこれまでの経理人生を振り返って思うのは、
成長したのは、答えを知っている仕事ではありませんでした。
答えがなく、
前例もなく、
自分で考え続けた仕事です。
その経験が、
「なぜ?」を考える力を育て、
業務改善や業務フロー設計、
内部統制や経営に近い仕事へとつながっていきました。
だから私は、
若いうちはぜひ、
「前例がないからやめておこう」ではなく、
「前例がないからこそ挑戦してみよう」
という気持ちを持ってほしいと思っています。

コメント