経理は本当につぶしがきく仕事なのか

経理のお仕事・キャリア

経理の仕事について調べていると、

  • 経理はつぶしがきく
  • 経理経験があれば転職しやすい
  • 手に職だから安心

といった話を目にすることがあります。

実際のところはどうなのでしょうか。

私は、

👉 経理は比較的つぶしがきく仕事だと思う

一方で、

👉 経理だから自動的につぶしがきくわけではない

とも思っています。

今回は、 経理とキャリアについて考えてみたいと思います。


なぜ経理は「つぶしがきく」と言われるのか

経理の仕事には、 多くの会社で共通している業務があります。

  • 売掛金管理
  • 買掛金管理
  • 月次決算
  • 年次決算
  • 税務対応
  • 監査対応

業界による違いはありますが、 基本的な考え方は共通しています。

そのため、 製造業からIT企業へ、 商社からサービス業へ、 といった転職も比較的しやすいと言われています。

この点は、 経理の強みの一つだと思います。


でも、経理経験だけで安心とは限らない

ただ、 ここで考えたいことがあります。

例えば、

👉 仕訳入力だけを10年間続けた人

と、

👉 月次決算や財務諸表の作成まで経験した人

では、 同じ「経理経験10年」でも中身は大きく違います。

さらに、

  • 資金繰りを理解している
  • 税務を理解している
  • システム導入を経験している
  • 監査法人とやり取りできる
  • 経営陣へ報告できる

といった経験がある人は、 より幅広い活躍が期待されます。

つまり、

👉 「経理だから」ではなく、「何を経験したか」が重要

なのだと思います。


経理の本当の強みは会社全体が見えること

私は、 経理の本当の強みは別のところにあると思っています。

それは、

👉 会社全体を見ることができる

という点です。

経理は、

  • 売上
  • 原価
  • 人件費
  • 設備投資
  • 借入金
  • 税金

などを通じて、 会社全体の動きを見る機会があります。

営業だけを見ているわけでもなく、 人事だけを見ているわけでもありません。

会社という組織全体を見ることができる仕事です。


だからキャリアの幅が広がる

実際に、 経理経験者の中には、

  • 財務
  • 経営企画
  • FP&A
  • 内部統制
  • 管理部門責任者
  • CFO

といったキャリアへ進む人もいます。

それは、 経理の知識があるからというより、

👉 会社を見る力が身についているから

なのかもしれません。

数字の先にある事業や経営を理解できる人は、 活躍の場が広がります。


つぶしがきくかどうかは、自分次第かもしれない

経理は比較的キャリアの応用が利く仕事だと思います。

しかし、 それは経理という職種そのもののおかげではありません。

経理を通じて、

  • 会社を理解する
  • 事業を理解する
  • 数字を理解する
  • 経営を理解する

そうした経験を積み重ねた結果として、 キャリアの選択肢が広がっていくのだと思います。


「つぶしがきく」を目標にしなくてもいい

私は、 経理を続ける理由が 「つぶしがきくから」 だけでは少しもったいない気がしています。

もちろん、 将来の選択肢が増えることは大切です。

でも、

👉 経理を通じて会社を深く理解できること

の方が、 もっと面白い価値なのではないでしょうか。

以前の記事でも書いたように、 経理の面白さは人それぞれです。

数字が合うことかもしれません。

事業を理解することかもしれません。

経営の意思決定につながることかもしれません。

その先に、 結果としてキャリアの幅が広がる。

私は、 そんな順番なのではないかと思っています。


まとめ

  • 経理は比較的つぶしがきくと言われる仕事
  • ただし職種だけで決まるわけではない
  • 何を経験し、何を学んだかが重要
  • 経理の強みは会社全体を見ることができる点
  • 会社を見る力がキャリアの幅を広げる

経理は本当につぶしがきく仕事なのでしょうか。

私の答えは、

👉 経理そのものではなく、経理を通じて身につけた力がつぶしをきかせる

です。

だからこそ、 目の前の業務だけでなく、 その先にある会社や事業にも目を向けていきたいですね。

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