ワールドカップでの日本チームの活躍を見て、感動を覚えつつ、
「やっぱり経理の仕事って、サッカーに似ているな。」
という思いを強くしました。
数字を扱う仕事とサッカーというスポーツ。
一見するとまったく違うように思えます。
でも、仕事を続けるほど、その共通点を感じるようになりました。
経理は一人で戦う仕事ではない
経理というと、一人でパソコンに向かい、黙々と数字を入力している仕事だと思われがちです。
でも実際は違います。
決算になると、
- 売掛金担当
- 買掛金担当
- 固定資産担当
- 税務担当
- 各部署の担当者
- 経理マネジャー
それぞれが同時に動き始めます。
誰か一人が頑張れば終わる仕事ではありません。
チーム全員が連携し、一つのゴールを目指します。
まるで、一人ひとりが役割を持ってピッチを走るサッカーチームのようです。
ゴールは「決算を締めること」
サッカーにはゴールがあります。
経理にもゴールがあります。
それは、
「期限までに、正確な決算を完成させること」
です。
そのゴールに向かって、それぞれが自分の役割を果たしています。
誰か一人だけが活躍しても、決算は完成しません。
全員が役割を果たして初めて、一つのゴールへたどり着きます。
ゴールから逆算して動く
サッカーは90分という限られた時間の中で戦います。
だから選手は、
「あと何分あるか。」
を考えながらプレーしています。
経理も同じです。
決算日だけを見て仕事をするのではありません。
締切から逆算して、
- この資料はいつまでに必要か
- この確認はいつ始めるべきか
- どこで時間がかかりそうか
を考えながら動きます。
仕事ができる経理ほど、
「いつ動き始めるか」
を大切にしています。
良いチームほど、動き出しが早い
サッカーでは、良い選手ほどボールが来てから走り始めるのではありません。
ボールが来る前から動き出しています。
経理も同じです。
月末になってから資料を集め始めるのではなく、
「この案件は確認が必要になりそう。」
「この部署には早めに声をかけよう。」
そんな準備ができるチームほど、決算はスムーズに進みます。
早く動くことは、焦ることではありません。
余裕を作ることです。
リスクを察知し、チームでリカバリーする
優秀なディフェンダーは、
失点してから動くのではありません。
危険な場面を予測し、先回りします。
経理も同じです。
「この取引は少し気になる。」
「この数字は確認した方が良さそう。」
そんな小さな違和感が、大きなミスを防ぐことがあります。
そして、もしミスが起きても、
責任を押し付け合うのではなく、
原因を確認し、
影響を把握し、
チームで立て直します。
経理もサッカーも、
大切なのはミスをゼロにすることではなく、
チームでリカバリーできることなのだと思います。
良い経理チームは、自律的に動く
サッカーでは、
監督が一人ひとりに
「今走って。」
「今戻って。」
「今パスして。」
と指示していたら試合になりません。
選手一人ひとりが、
周りを見て、
状況を判断し、
自分で考えて動いています。
経理も同じです。
マネジャーが、
「この仕訳をしてください。」
「この資料を確認してください。」
と一つひとつ指示していては、
決算は間に合いません。
良い経理チームは、
一人ひとりが、
「今、自分は何をすべきか。」
を考えながら動いています。
「凡事徹底」が強いチームをつくる
ワールドカップを見ていて、特に印象に残った言葉があります。
「凡事徹底」
当たり前のことを、
当たり前にやり続ける。
ブラジル戦後、森保監督は、選手たちが苦しい場面でも基本を徹底し続けたことへの感謝を伝えていました。
私は、その言葉を聞いたとき、
「これは経理の仕事そのものだ。」
と思いました。
経理の仕事は、
- 合計を確認する
- 証憑を確認する
- 締切を守る
- ダブルチェックをする
- 違和感があれば立ち止まる
どれも特別なことではありません。
でも、その基本動作を毎月、毎年、丁寧に積み重ねることが、正確な決算につながります。
派手なプレーはありません。
しかし、基本を徹底できるチームは強い。
これはサッカーも、経理も同じなのだと思います。
まとめ
- 経理は一人で戦う仕事ではない
- ゴールは期限までに正確な決算を完成させること
- ゴールから逆算して準備することが大切
- 動き出しが早いチームほど決算はスムーズに進む
- リスクを予測し、チームでリカバリーする
- 基本動作を積み重ねる「凡事徹底」が強い経理チームをつくる
経理の仕事は、数字を入力することだけではありません。
チーム全員が同じゴールを目指し、
締切から逆算して準備し、
問題が起きる前に動き、
仲間を支え合いながら、一つの決算を完成させます。
そして、その土台にあるのは、特別なテクニックではありません。
毎月繰り返す基本動作を、当たり前に積み重ねること。
ワールドカップを見ていて、私は改めて感じました。
強いチームは、特別なプレーだけで勝つのではありません。
仲間を信頼し、
ゴールから逆算して動き、
一人ひとりが自律的に考え、
当たり前のことを当たり前に続ける。
その積み重ねが、大きな結果につながります。
だから私は、経理の仕事は野球よりもサッカーに似ていると思っています。
そして、強い経理チームほど、
「凡事徹底」ができるチームなのだと思います。


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