経理の仕事をしていると、
「自分には経理のセンスがないのかもしれない」
と思うことがあります。
数字を見るのが苦手。
ミスが多い。
仕事が遅い。
周りの人は簡単そうにやっているのに、自分だけ苦労しているように感じる。
そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。
今回は、「経理のセンス」について考えてみたいと思います。
経理のセンスはあると思う
結論から言うと、私は経理のセンスはあると思っています。
ただし、多くの人がイメージするような、
- 数学が得意
- 暗算が速い
- 数字に強い
といった意味ではありません。
実際、経理の仕事を長く続けている人でも、 数学が得意とは限りません。
むしろ経理で活躍している人を見ていると、 別の種類のセンスを持っているように感じます。
違和感に気づくセンス
例えば、
「今月の数字、何かおかしくない?」
「この経費、増えすぎていない?」
「去年と比べて違和感がある」
そんな感覚です。
経理の仕事では、 数字をただ入力するだけではありません。
数字の変化や異常に気づく力が求められます。
そして、その違和感がミスや不正の発見につながることもあります。
👉 経理のセンスのひとつは「違和感に気づく力」
先回りするセンス
経理は過去の数字を扱う仕事と思われがちです。
しかし実際には、 未来を考える場面もたくさんあります。
例えば、
- 監査で質問されそう
- 税務調査で説明できるだろうか
- 来月問題になりそう
- 今のうちに確認しておこう
といった考え方です。
問題が起きてから対応するのではなく、 起きる前に考える。
これも経理に必要なセンスだと思います。
整理するセンス
経理には大量の情報が集まります。
- 請求書
- 契約書
- 領収書
- 会計データ
- 社内ルール
- 税務ルール
それらを整理し、 分類し、 分かりやすくする。
この能力も非常に重要です。
数字の才能というより、 整理整頓の才能に近いかもしれません。
でも、そのセンスは生まれつきなのか?
ここが今回一番伝えたいことです。
一般的に「センス」という言葉を使うと、
- 生まれつきの才能
- 向いている人だけが持っているもの
- 努力ではどうにもならないもの
というイメージがあります。
でも、経理のセンスは少し違う気がします。
新人の頃は誰も分からない
新人の頃は、 誰だって数字の違和感なんて分かりません。
私自身もそうでした。
どこを見ればいいのか。
何が重要なのか。
どんなミスが起きやすいのか。
全く分かりませんでした。
だから、
「自分には経理のセンスがない」
と思ったこともあります。
経験がセンスを育てる
しかし何年も経理を続けていると、 少しずつ見える景色が変わってきます。
月次決算を経験する。
監査対応を経験する。
税務調査を経験する。
ミスを経験する。
上司に指摘される。
改善を繰り返す。
そうした経験の積み重ねによって、 少しずつ違和感に気づけるようになります。
先回りして考えられるようになります。
整理の仕方も分かるようになります。
👉 経理のセンスとは、経験が形になったもの
なのかもしれません。
日々の積み重ねがセンスになる
私は、 経理のセンスの多くは後天的に身につくものだと思っています。
もちろん個人差はあります。
でも、
毎月数字を見続ける。
失敗する。
学ぶ。
改善する。
その繰り返しによって、 経理のセンスは少しずつ育っていきます。
だから、
「自分には経理のセンスがない」
と決めつける必要はありません。
もしかすると、 まだ積み重ねの途中なだけかもしれないからです。
まとめ
- 経理のセンスはあると思う
- ただし数学の才能とは限らない
- 違和感に気づく力
- 先回りして考える力
- 情報を整理する力
- こうした力が経理のセンスにつながる
- そして多くは経験によって育つ
私は新人の頃、 自分には経理のセンスがないと思っていました。
でも今振り返ると、 センスだと思っていたものの多くは経験でした。
毎月の月次決算。
失敗。
指摘。
改善。
そうした日々の積み重ねが、 少しずつ経理のセンスを育ててくれたのだと思います。
👉 経理のセンスは、生まれつきの才能ではなく、日々の積み重ねで養われるもの
もし今、 「自分には経理のセンスがないかもしれない」 と悩んでいるなら、 もう少しだけ続けてみてもいいかもしれません。
その積み重ねが、 いつの間にかあなたのセンスになっているかもしれません。


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