経理というと、
- 数字を扱う仕事
- 会計ソフトに向かう仕事
- 黙々と作業する仕事
というイメージを持つ方も多いと思います。
実際、 私も経理を始める前はそう思っていました。
しかし実務を続けていると、 別の一面が見えてきます。
それは、
👉 経理はコミュニケーションで成り立っている仕事
だということです。
この記事では、 経理においてコミュニケーションがなぜ重要なのか、 実務で感じることを交えながらお話しします。
経理は一人で完結できる仕事ではない
経理の仕事は、 仕訳を入力したり、 請求書を処理したりすることだけではありません。
実際には、 多くの情報を集めながら仕事を進めています。
例えば、
- 営業から契約内容を確認する
- 人事から給与データを受け取る
- 現場へ経費の内容を確認する
- 取引先へ請求内容を確認する
などです。
つまり、
👉 経理は情報が集まらないと仕事が進まない
という特徴があります。
どれだけ会計知識があっても、 必要な情報がなければ正しい処理はできません。
経理は「情報の交差点」
私は最近、 経理は「情報の交差点」のような存在だと思っています。

営業、人事、現場、取引先など、 さまざまな場所から情報が集まります。
経理はその情報を整理し、 会計データへ変換します。
そして最終的に、 財務諸表や経営レポートとして経営者へ届けます。
つまり、
👉 経理は情報を集めて、整理し、届ける仕事
とも言えるのです。
経理部外とのコミュニケーション
経理は社内のさまざまな部署と関わります。
例えば営業部門。
売上計上をするためには、 契約内容や納品状況を確認する必要があります。
また、 人事部門とは給与や賞与、 購買部門とは発注や請求書についてやり取りをします。
経理から見ると当たり前のことでも、 他部署からすると会計ルールは分かりにくいことがあります。
例えば、
- なぜこの書類が必要なのか
- なぜ締切があるのか
- なぜ経費精算に証憑が必要なのか
といった疑問です。
そのため、
👉 「なぜ必要なのか」を説明する力
も大切になります。
単に依頼するだけではなく、 背景を伝えることで協力を得やすくなります。
経理部内のコミュニケーション
経理部内でも、 コミュニケーションは欠かせません。
特に月次決算や年次決算では、 複数の担当者が連携して進めます。
売上担当
↓
支払担当
↓
固定資産担当
↓
マネジャー
↓
月次決算完成
という流れになることもあります。
誰か一人が情報を抱え込むと、 決算全体が止まってしまいます。
例えば、
- 残高が合わない
- 計上方針を確認したい
- 取引内容が不明
といった情報が共有されないと、 後工程の担当者が困ることになります。
だからこそ、
👉 情報共有そのものが仕事の一部
とも言えます。
悪い情報ほど早く共有する
これは実務をしていて特に感じることです。
例えば、
- 支払に間に合わないかもしれない
- 残高が合わない
- 証憑が見つからない
- 締切に遅れそう
といった状況です。
新人の頃は、
👉 「自分で解決してから報告しよう」
と思いがちです。
私もそうでした。
しかし実際には、 問題そのものよりも、 共有が遅れる方が大きな問題になることがあります。
早めに共有していれば、 周囲がサポートできたり、 優先順位を調整できたりします。
経理では、
👉 問題を隠さないことも大切なスキル
なのだと思います。
コミュニケーションが良いと経理業務も楽になる
日頃から他部署との関係ができていると、 確認事項もスムーズになります。
逆に、 普段ほとんど接点がないと、 ちょっとした確認でも時間がかかることがあります。
経理の仕事は、 確認作業の連続です。
だからこそ、
👉 普段のコミュニケーションが業務効率につながる
ことも少なくありません。
雑談をたくさんする必要はありません。
ただ、 日頃から相談しやすい関係を作っておくことは、 経理業務を円滑に進める助けになります。
コミュニケーションはミス防止にもつながる
経理のミスというと、 入力ミスや計算ミスをイメージするかもしれません。
しかし実際には、
👉 情報不足によるミス
も少なくありません。
例えば、
- 契約内容の認識違い
- 取引の背景を誤解していた
- 必要な情報が共有されていなかった
といったケースです。
適切な確認や相談ができれば、 防げるミスも多くあります。
そう考えると、 コミュニケーションも内部統制の一部と言えるかもしれません。
経理は数字の仕事であり、人の仕事でもある
経理というと、 数字や会計ソフトを扱う仕事というイメージがあります。
もちろんそれも正しいです。
でも実際には、 営業、現場、人事、経営者、税理士、監査人など、 多くの人とのコミュニケーションの上で成り立っています。
私は最近、 経理とは、
👉 数字を作る仕事ではなく、情報をつなぐ仕事
なのかもしれないと思っています。
まとめ
経理は数字を扱う仕事ですが、 数字だけで完結する仕事ではありません。
実際には、
- 他部署から情報を集める
- 経理部内で情報共有する
- 経営者へ数字を伝える
- 税理士や監査人へ説明する
といったコミュニケーションが日常的に発生します。
だからこそ、 経理に必要なのは会計知識だけではありません。
私は、
👉 コミュニケーションも経理の大切なスキルの一つ
だと思っています。
数字の仕事だと思っていたら、 実は人との仕事だった。
それが経理の面白いところなのかもしれません。


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