経理の仕事は、 目に見えるモノを作る仕事ではありません。
でも私は、 ふと考えることがあります。
👉 「経理は、情報の製造業なのかもしれない」
毎月作る:
- 決算書
- 支払データ
- 連結パッケージ
- 監査資料
- 経営レポート
これらは製品ではありませんが、 会社の意思決定に使われる重要な情報です。
もし経理が情報の製造業だと考えるなら、
👉 「何にどれくらい時間を使っているのか」
を把握することも、 大切なのではないでしょうか。
製造業は工数を把握している
製造業では、
- 何個作ったか
- どれくらい時間がかかったか
- どこで手戻りが発生したか
を管理しています。
なぜなら、 工数を把握しなければ:
- 改善
- 効率化
- 人員計画
ができないからです。
これは、 製造業ではごく当たり前の考え方です。
でも経理は意外と工数を測っていない
一方で、 経理部門はどうでしょうか。
毎月、
- 支払業務
- 月次決算
- 連結決算
- 監査対応
- 税務対応
- 請求書処理
など、 さまざまな業務を行っています。
しかし、
👉 「その業務に何時間使っているのか」
を、 正確に把握しているケースは意外と多くありません。
気づけば:
👉 「今月も忙しかった」
で終わってしまうこともあります。
ポモドーロは工数測定にも使える
ポモドーロ・テクニックという時間管理手法があります。
一般的には:
- 25分集中
- 5分休憩
を繰り返す方法として知られています。
私は、 ポモドーロを:
👉 「工数測定ツール」
として使うのも面白いと思っています。
例えば、 次のように記録します。
| 業務 | ポモドーロ数 |
|---|---|
| 支払業務 | 3回 |
| 月次レビュー | 4回 |
| 監査対応 | 2回 |
| 連結決算 | 5回 |
すると、
👉 「自分は何に時間を使っているのか」
が、 見えるようになります。
感覚と実態は意外と違う
実際に工数を測ると、 思っていたのと違うことがよくあります。
例えば:
👉 「監査対応に時間を取られている」
と思っていたら、 実際には:
- 資料作成 3時間
- メール対応 8時間
だったりします。
あるいは:
👉 「請求書入力が大変」
と思っていたら、 入力そのものより:
- 差戻し対応
- 確認作業
の方が時間を使っていることもあります。
工数を測ることで、
👉 「本当のボトルネック」
が見えてくるんですね。
工数管理の目的は効率化だけではない
工数管理というと、
👉 「もっと早くやろう」
という話に聞こえるかもしれません。
でも私は、 それ以上に大切なことがあると思っています。
それは、
👉 「自分たちの仕事を説明できること」
です。
例えば、
👉 「なぜ人が足りないの?」
と聞かれたとき、
- 月次決算 25時間
- 支払業務 20時間
- 監査対応 15時間
- 問い合わせ対応 18時間
のように説明できます。
これは、 人員計画や業務改善を考える上でも大きな武器になります。
経理も「管理会計」の対象かもしれない
経理は、 会社の数字を見る仕事です。
売上や利益だけでなく、
- コスト
- 効率
- 生産性
も数字で分析しています。
それなら、
👉 「経理自身の仕事」
も、 数字で見てみる価値があるのではないでしょうか。
どの業務に、 どれくらい時間を使っているのか。
経理部門自身を、 ひとつの管理会計の対象として見る。
そんな視点も、 意外と面白いかもしれません。
改善は、その後でいい
工数管理というと、 すぐに:
- 効率化
- 削減
- 自動化
を考えたくなります。
でも私は、 まず:
👉 「現状を知ること」
が大切だと思っています。
何に時間を使っているのか分からなければ、 改善もできません。
まず測る。
改善は、 その後で十分です。
まとめ
経理はモノを作る仕事ではありません。
しかし、 決算書やレポートなど、 会社にとって重要な:
👉 「情報」
を作っています。
そう考えると、 経理はある意味:
👉 「情報の製造業」
とも言えるかもしれません。
そして製造業が工数を管理するように、 経理も:
👉 「何にどれくらい時間を使っているのか」
を把握してみる価値があります。
改善はその後で構いません。
まずは、 自分たちの仕事を数字で見てみる。
そこから、 新しい発見が生まれるかもしれません。

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